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山行記録

~公開山行や個人山行の記録~

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松戸山の会

山行記録

 八ヶ岳 硫黄岳・横岳 雪山教室 


 山名
硫黄岳2760m・横岳2829m
 山行日
2016年01月16日(土)-17日(日)
 人数
L:W.A 他6人
 コース
美濃戸−赤岳鉱泉−硫黄岳−横岳−硫黄岳−赤岳鉱泉−美濃戸
 費用
11,000円程
 
コースmap
硫黄岳 登山コース
 

 コ−スタイム

01/15(金)松戸千葉銀前20:00=道の駅こぶちざわ(仮眠)23:00

01/16(土)道の駅6:00=美濃戸6:40/6:55−堰堤広場7:50/8:00−赤岳鉱泉9:15/9:55−赤岩の頭11:40/11:45−硫黄岳12:05−

女性陣 硫黄岳12:35−赤岳鉱泉−13:45−女子会16:00(テント泊)

男性陣 硫黄岳12:35−硫黄岳山荘12:48−横岳13:30/13:50−硫黄岳14:50−赤岩の頭15:07−赤岳鉱泉15:58(テント泊)

01/17(日)赤岳鉱泉7:05−堰堤広場8:10−美濃戸8:40/9:00=松戸千葉銀前12:30

 

 念願の雪山

1/15(金) ついに念願の雪山へ。仕事中もそわそわ。早く登りたい気持ちを抑えきれず、時計ばかり気にしていた。今回の山行は年間10万人もの登山者で賑わう八ヶ岳へ。富士山と日本アルプス以外で標高2,800mを超える山は八ヶ岳しかないとのこと。赤岳鉱泉でテントを張り、硫黄岳を目指し、可能であれば標高2,829mの横岳を目指す山行であった。残念ながらA.Yさんが仕事の都合上、参加できず。特に渋滞もなく、道の駅小淵沢にテントを張り、八ヶ岳名物の強風がないことを祈りながら就寝。

 

 私は登った〜硫黄岳〜

1/16(土) 今回の登山口である美濃戸山荘に到着。天候は強風もなく快晴!!絶好の登山日よりとなった。雪はまだ少ないとのことであったが、この恵まれた天候がそのようなことを忘れさせてくれ、山頂で美しい景気をみることができるという期待に胸を膨らませながら、まずは本日のテント場の赤岳鉱泉を目指す。

堰堤広場までは長い林道が続き、堰堤広場の脇から橋を渡ると赤岳鉱泉までは、沢のそばを通る道で木道や橋を越えて行くものだった。やはり雪こそ多くはなかったが、寒さから川の表面だけが凍りその下を水が流れる、まるで氷のトンネルのようになっており綺麗だった。太陽の光に輝く雪と凍った川に目を奪われながら登っていると、そこに見たことがない氷の壁が出現。何やら赤岳鉱泉のアイスキャンディーという可愛いらしい名前のくせに、そこで行うことは重装備で氷の壁をよじ登る・・・。それでも私もいつかやってみようと心に誓うのでした。赤岳鉱泉にテントを張り荷物を軽くし、いざ硫黄岳へ。

アイスキャンディー
アイスキャンディー
赤岳鉱泉テン場
赤岳鉱泉テン場

硫黄岳には、赤岩の頭を越えて硫黄岳を目指す。ここからが本格的な登山となり、今回の山行の一番の登り。早く樹林帯を抜け、雪山の美しい景色を見たいという気持ちが大きい分、なかなか樹林帯を抜けない。焦りにも似たような感覚であったが、ダイヤモンドダストのように太陽の光で空気がきらきら輝いたのか、木から積もった雪が落ちそれを太陽の光が輝かせたのかわからないが、とにかくこのような綺麗な結晶の輝きが、私の焦る気持ちを和らげてくれた。そんな森林の澄んだ空気と輝く結晶たちを見ながら、いよいよ森林限界に。

そしてついに針葉樹の隙間から雪をまとった美しい横岳と赤岳と阿弥陀岳の大パノラマ!!これが見たかった景色だ!!ついに見ることができた!!と喜びで心がいっぱいに。もっと景色を楽しめばよいのに、この景色を家族、友人、同僚に見せたいという思いからシャッターを押す指が止まらない。私と同じ気持ちなのか、赤岩の頭とその途中に高そうなカメラを持った多くのカメラマンたちが撮影をしていた。あのカメラマンたちも私と同じような気持ちでシャッターを押してくれていれば素敵だなぁと考えていた。

赤岩の頭からいよいよ硫黄岳へ。赤岩の頭から見る硫黄岳には、残念ながらあまり雪はなかった。そして20分ほどでついに硫黄岳へ登頂成功。天候に恵まれ、途中、一瞬だけ風が強くなったが、山頂は風がまったくない快晴であり、ついに登頂までにアイゼンを装着することはなかった。硫黄岳からは森林限界を越えた美しい岩の稜線に雪が積もった横岳と赤岳の美しい景色が広がっていた。そして恐ろしい断崖絶壁の爆裂火口。なんとその標高差は600mもあるとのこと。怖くて下を見ることができなかった。ここで全員での記念撮影。

大パノラマ
大パノラマ
硫黄岳頂上にて
硫黄岳頂上にて

登頂は予定時間よりも若干の遅れ。メンバー全員で横岳を目指すのには難しい時間であった。しかし登りたくて仕方ないT.H。過去2回他のメンバーの都合で横岳に登頂することができなかったT.Sさん。時間的に焦って登りたくないメンバーたち。全員アイゼンを装着し、横岳のアタックについて話し合いの末、(1)14時までに登頂することができなかったら下山、(2)横岳の鎖場が雪で隠れていたら下山する、という2つの約束をして、T.Sさんがリーダーとなり男性陣が横岳へアタック、女性陣はW.Aリーダーのもと下山することに決定した。T.Sさんにとっては3回目雪の横岳チャレンジ。W.AリーダーがT.Sさんに雪山教室での横岳登頂を成功して欲しい、私のような新人に雪山の素敵な景気を見て欲しいという強い思いが伝わってきた。

12時35分、女性陣は下山、男性陣の横岳登頂へのチャレンジが開始された。実はこのとき下山する女性陣のなかに本当は横岳へ「私は登りたかった」というモヤモヤする気持ちを隠し持ったB.Rさんがいたことを、メンバー全員、このときはまだ知る由もなかったのでした・・・。

 

 私は登りたかった〜横岳〜

なぜか全員赤い登山服をまとった3人の男性陣の横岳アタック開始。下山している女性陣から赤い登山服の我々がよく見えたそう。硫黄岳を下り、冬季は休業している硫黄岳山荘へ。雪が少なく、アイゼンが時より邪魔に。雪の上にでた岩をかわしながらの歩行。T.Hは、アイゼンワークをT.Sさんから教わりながら歩行。ピッケルは山側に持ち、山足は進行方向、谷足は下方へ向けてフラットフッティング。下るときは踵から降りるのでなくフラットフッティング。ぶつぶつ言いながら歩いた。しかし、どうしても右踵内側の爪を自分の左足のアイゼン紐に引っ掛ける癖が治らず、斜面でならないが、平地でアイゼンを引っ掛けてしまい、4回も転倒。竹が一本、両足のあいだにある感覚で足を平行にとT.Sさんから教わったが・・・意識が弱くなると、また引っ掛けてしまう。勉強することがたくさん!!

そんなこんなで台座ノ頭へ到着。強風に形作られた雪の積もった岩の先には、大きな富士山が雲の上に浮かんでいた。雪こそが少なかったが、やはり富士山は人を惹きつける特別な魅力がある。台座ノ頭を越えると横岳までは鎖場の連続。岩壁を横切るように鎖が張られており、鎖は雪に隠れておらず。W.Aリーダーとの1つ目の約束は達成。雪の積もった幅の狭い道を鎖を頼りに進む。落ちそうで怖い。その先には一段と切り立った岩峰が目の前に現れる。気持ちを奮い立たせ足元、手元を慎重に確認しながら登る。手に持ったピッケルが邪魔だ。そして今度は続けざまに鉄の階段。アイゼンをつけながらの階段は少し刺激的。

13時30分、最後の雪の急斜面を登るとついに横岳の登頂に成功!!時間もW.Aリーダーとの約束を果たす。横岳から望む八ヶ岳最高峰の美しい円錐峰の赤岳、その先の雲に浮かぶ富士山。本当に山が好きになってよかった!!そんな瞬間だった。ここで赤い男達の記念撮影。一生の思い出。小休止後、下山。疲れた体にムチをうち、なんとか16時までに女子会開催中の赤岳鉱泉テントまで下山。

メンバー全員がそろいテント内でお茶。そこで初めて男性陣は、実は横岳に登りたくて仕方なかったB.Rさんが女子会で「私は登りたかった」とモヤモヤした気持ちを告白したことを知る。この告白を聞いた女性陣も何か腑に落ちない不思議なモヤモヤな気分に(笑)。笑いの絶えない女子会だったそう。

 
横岳を目指す男性陣
横岳を目指す男性陣
岩場を登る
岩場を登る
鎖場を登る
鎖場を登る
横岳頂上にて
横岳頂上にて
 

 下山

1/17(日) 5:00起床。私はちょっと寝坊し、5:30に起床。前日の疲れからか。17日は下山のみとなった。アイゼンを装着し、7:00赤岳鉱泉を出発。今日こそは、アイゼンで転ばないと誓ったが、鉄の階段に引っかかり、しりもち。岩に引っかかり転倒。なんとも悔しい。これからは雪上訓練に励みます。8:40無事下山完了。

私にとって、初めての雪山。雪は少なかったらしいのだが大満足。こんなに充実した山行はなかなか 経験できないのではないだろうか。八ヶ岳の個性豊かな自然に圧倒されっぱなし。長く続く素敵な林道、太陽の光に輝く雪と凍りつく川、氷の結晶の輝き、森林限界とともに広がる雪の山々の大パノラマ、断崖絶壁の爆裂火口のある硫黄岳、雲に浮かぶ富士山、厳しい鎖場と岩場の連続の横岳、語ったらきりがないが本当に雪山の魅力を堪能できた山行となった。今度はぜひ夕日に赤く染まる赤岳を見てみたい。こんなにもさまざまな表情をもつ八ヶ岳だからこそ、人を惹きつけてやまない理由なのであろう。

こんなにも素敵な山行を連れてきてくれたW.Aリーダー、いつも優しくご指導くださるT.Sさん(横岳登頂おめでとうございます)、本当は横岳に登りたかったのに登れなかったB.Rさん(今度登りましょう)、華奢な体でも大きな荷物もものともせずストックも使わないO.Mさん(車ありがとうございました)、ダンディな出で立ちに似合わない!?面白いお話をしてくださるS.Sさん、人の重たい荷物もすすんで持つアイゼン好きなM.Eさん(安心してください。履いてますから)、一緒に登ったメンバーも八ヶ岳のように個性が豊かかもですね(笑)。W.Aさん、本当に素敵な山行ありがとうございました。また皆様とご一緒できる機会を楽しみにしております。

追伸 A.Yさん、今回は残念でしたが、また一緒に登りましょう。

 T.H 記
 
出発前
出発前
氷のトンネル
氷のトンネル
硫黄岳
硫黄岳
爆裂火口
爆裂火口
 
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TAG:八ヶ岳・霧ヶ峰,雪山・スキー,雪山教室,硫黄岳,横岳

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