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山行記録

~公開山行や個人山行の記録~

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松戸山の会

山行記録

 八ヶ岳 赤岳・権現岳 


 山名
赤岳2899m・権現岳2704m
 山行日
2016年10月7日(金)-8日(土)
 人数
L:A.A 他2人
 コース
美濃戸口−赤岳−権現岳−青年小屋−観音平
 費用
20,030円(交通費13,530円、宿泊費朝食付き6,500円)
 
コースmap
赤岳 登山コース
 

 コ−スタイム

10月6日(木) 竹橋毎日新聞社前22:45=

10月7日(金) =2:20美濃戸口(八ヶ岳山荘)5:50−6:40赤岳山荘6:50−6:55北沢・南沢分岐−南沢コース−9:05行者小屋9:15−文三郎道−10:40赤岳・阿弥陀岳分岐−11:10赤岳11:40−13:15キレット小屋13:25−15:00権現岳・権現小屋分岐−15:10権現岳−15:20権現岳・権現小屋分岐−16:25青年小屋

10月8日(土) 青年小屋7:05−編笠山まき道−8:05押手川分岐8:15−8:40雲海展望台(タクシー手配)8:45−9:15観音平=小淵沢駅12:45=新宿=松戸15:26

 

 赤岳を越えて青年小屋まで

竹橋を夜行バスにて出発。このバスは、美濃戸口を経由して燕岳の登山口となる有明山荘まで行くとのこと。夜中の2時すぎに八ヶ岳山荘(美濃戸口)へ到着。料金はそこそこだが、2段ベッドの仮眠室にて一時の休養を取ることができる。

次の日5時起床。八ヶ岳山荘出発し、途中から車道と並行した山道を通り1時間程度で赤岳山荘(美濃戸)へ。一般車はここの駐車場まで入ることができる。山荘を出て5分程度歩くと北沢コース(赤岳鉱泉)と南沢コース(行者小屋)の分岐となり、今回は南沢コースを進む。沢筋の大きな岩と苔むしたシラビソの樹林、そして澄んだ空気。八ヶ岳特有の風景に感動しつつも小屋まで2時間程の長い道のりである。

早朝の横岳

日があたらず、指先が冷たい。しかし、行者小屋が近づくと、大同心や小同心をもつ横岳の荒々しい雄姿が目に入ってくる。その後、ヘリポート横に出るが、そこから小屋は意外と遠かった。行者小屋に着くと、そこは青空のもと明るく開けた別天地。横岳、中岳、阿弥陀岳、そしてシルエットが逆光の中に映える赤岳が眼前に迫ってくる。

しかし、このすばらしい光景を前にしながら、心配事が発覚した。 「どうも明日は、雨らしい・・・。」話し合いの結果、予定の阿弥陀岳経由で赤岳頂上山荘泊は可能だが、その後のキレット越えを始めとする鎖場の通過は、雨の中ではきつい。阿弥陀岳は次回のお楽しみとし、赤岳直下への直登となる文三郎道を進み、今日中に行ける所まで行く事とした。目標は「青年小屋」である。

「行くぞ〜」「お〜」のかけ声のもと出発。

 
中岳と阿弥陀岳

進むにつれ、赤岳、横岳、中岳、阿弥陀岳がドンドン大きくなる。遠くには穂高、大キレット、そして槍ヶ岳を始めとする北アルプスの山並みがはっきり見え、疲れを癒してくれる。しかし、文三郎道の急登、半端ではなかった。そして、連続する梯子も・・・・。「とにかく赤岳へ ・・・・・」

やっとのことで赤岳と阿弥陀岳の分岐である稜線へ出る。赤岳はすぐそこのはずだが、その後もなかなか険しいコースである。「青年小屋まで行けるのだろうか・・・・。」 そのことばかりが気にかかる。

 
頂上にて

11時10分 赤岳到着。青空のもと富士山をはじめ、北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、中央アルプス、北アルプス、そして遠くには白山と360度の大パノラマにしばし疲れを忘れる。頂上の祠にメンバーの分まで賽銭をなげ、手を合わせているA女史は何をお願いしているのだろうか。顔が真剣である。

北岳・甲斐駒・仙丈ヶ岳をバックにした権現岳

30分の休憩の後、キレットの底へと下り始めた。鎖場や八ヶ岳特有のガレ場がこれでもかと続く。慎重に下るがなかなか底に着かない。1時間ほど歩き、木々が見え始めたキレットの底近くで1本を取ることとなった。見上げると数多くの白ペンキの丸印がはっきりと見てとれる。「ほんとにあそこを降りてきたのか」と疑うほど急である。さすが赤岳は、八ヶ岳の主峰と言わんばかりの迫力であった。そこから30分ほどで、キレット小屋に到着した。

下ってきた赤岳

「雨の中の下りでなくて、ほんとに良かった。」と思わずほっとする。しかしその後、しばし休んだその後の一歩の足の重さを、全員が痛感することとなった。そして、いつしか「青年小屋まで行けるのだろうか・・・・。」「手前の権現小屋でいいんじゃないの」「でも、雨の中で権現小屋先の鎖のトラバースは・・・・」 話がバラバラに。

結果、リーダー判断となり「15時までに権現岳に着けなかったら、権現小屋に泊まる。」という事となった。重い足を引きずっての権現岳手前61段の大梯子はヒヤヒヤものであったが、どうにか通過。しかし、権現岳到着は13時10分に。この時点で権現小屋泊まりと決まった。権現岳から引き返し、権現小屋へ向かうが、遠目に見ても人の気配がない。小屋に着き、リーダーが偵察に行くが「中には二人の方が休んでいるものの暗くて避難小屋みたい。小屋番もいなかった。」とのことであった。そこで思わず「青年小屋まで行こう。」ということとなった。 「あと 1時間頑張るかぁ〜。」

小屋を後にして、鎖のついたトラバースを数箇所通過。その後はしばらく急なガレ場。樹林帯に入ってやっと一息。その後、最後の鎖場を通過し気持ちは晴れやかにもかかわらず、重い足を引きずってなかなか小屋に着かない。「明るいうちに着きたいね。」「遅くとも4時半までに ・・・・。」

 

 やっと着いた青年小屋

青年小屋は近い

そして、樹林の中を進み、樹間にわずかながら小屋が見えた時は、「やった〜」の声。小屋が見えてからずいぶん長く歩いたように感じたが、やっとのことで青年小屋に到着。16時25分であった。今日の行程をスマホで確認すると、行動時間10時間35分、14.5km、高低差1422m。

とび入りの宿泊をお願いし、夕飯は3人でカレーライス4皿。空腹も手伝い最高にうまい。食後は観音平から入ったという東京からの3人組と炬燵で歓談。もって行ったワインの他に、3人組が持ってきたビール、焼酎、バーボン。話も弾み消灯の21時近くまでお酒三昧。そして、床に入ると5時まで爆睡。

次の日、薄明かりのなか外を見ると、真っ白。きのうの貯金をもとに7時出発とする。小屋の朝食をゆっ〜くりとり、宿泊客の最後の出発となった。上下雨具着用。音が聞こえるほど風も強いが、ゴールまで2時間程度の下りのことを考えると、心は軽い。そして、「もし、予定通り、この雨の中キレットを越えていたら大変だった。ほんとに良かった」と胸をなで下した。

天気の関係もあり、編笠山の巻き道コースを下ることとした。沢筋の大きな石を避けながら、編笠山から下るコースとの合流点である押手川へ。先に小屋を出た方達と合流。頂上の様子を聞くが、真っ白で何も見えなかったとのこと。その後は、笹原が目立つようになりゴールが近いことを感じる。雲海展望台を経由して観音平に9時15分到着し、3人の思いで深い山行を終えた。

追伸。スパティオ小淵沢の広々とした「延命の湯」、そして、ビールと「延命そば野菜てんぷら」最高でした。小淵沢までの無料バスチケットもいただき、感謝。

 W.M 記
 
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TAG:八ヶ岳・霧ヶ峰,縦走(小屋),赤岳,権現岳,青年小屋

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