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山行記録

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松戸山の会

山行記録

 岩トレ・三ツ峠〜北岳バットレスを目指して〜 


 山名
三ツ峠
 山行日
2007年6月23日(土)-24日(日)
 人数
4人
 コース
 費用
 
TAG:富士山周辺,登攀・沢登り
 
コースmap
藤坂ロックガーデン

 

 6月23日(土)

三つ峠、駐車場で車から降りると短パンから出た足、そして顔のあたりをホバーリングするあやしい物体。いやな気配だ。

それぞれがストレッチ、トイレ、深呼吸と準備に忙しい。山頂には一時間少々で到着した。輝くような太陽がまぶしい。南には富士山が部分的に顔を出している。

急いでテントをセッティング。そのあとIさんがみんなにコーヒーをふるまってくれた。温ったかくてとてもおいしい。環境が良いとインスタントコーヒーでもリラックスできる。

三ツ峠のゲレンデ
三ツ峠のゲレンデ

30分程だべって、全員が装備を付けて、いざゲレンデに。すると30人位のパーティーが一般ルートで素麺状態になっている。ザイルで取り付けは不可能だ。予定変更だ!

先日、救助隊のNさんが亡くなった場所に行き4人全員で線香をあげることにした。

その後、地蔵、観音ルートにO(M)パーティー、W(I)でトップロープを仕掛ける。これでお昼頃までは遊べると思った途端、オレの顔、そして短パンから出た足のまわりを例のあやしい物体が浮遊しはしめた。オレは黒い短パンだ。

右足で左足をたたき、右足で左足をたたき、まるでダンスをしているようだ。でもIさんをしっかり見てビレイはしている。

Iさんの顔のあたりにも黒い物体が動きまわっているのがはっきり見える。そのIさんは黒い長袖のTシャツを着ている。彼女もうっとぅしいのか空いた手てしきりに物体をはらっている。オレは核心部をなかなかクリアーできない彼女をビレーしながら両足はますますダンス状態だ。これで安全にビレー出来るのかと冷や汗が出てくる。何本かお互いにザイルを交換して12時を過ぎた頃に昼食にする。

しかし、またあやしい浮遊物体は我々の、特に顔のまわりをホバーリングするのだ。オレぱ耐えられず雨具の上下を着る羽目になる。署いよりはまだました。O、Mはすでに長袖、長ズボンですずしい顔をしている。

くぅそ−!!いまにに見てろよ、あなた達にも浮遊物体が必ずくるぞお〜。

三ツ峠のゲレンデ
三ツ峠のゲレンデ

昔、我が家でオートキャンプに出かけ、河原でランタンの下で焼きソバを作っていたら、ランタンの灯りに魅せられてか、得体の知れない虫が数十匹。焼きソバの中にも突人したに違いないが暗い中それを美味しそうに家族全員で食べたのを思い出した。自然とはなぜこんなに厳しいのだろうか。

太陽も西に傾き、そろそろテントに戻ることにした。今日は全員が無事に終了することが出来た。お互い堅い握手を交わす。

夕食の頃には、あやしい物体も姿を消した。やれやれ。

皆、自然の中に溶け込みアルコールも入ってか素晴らしいか顔色でリラックスしている。オレもそろそろシラフにもぐりこむか。夕日の変化がとても美しかった一日を終える。前立腺肥大のオレは夜中にニ回ほどトイレに行き皆を起してしまった。申し訳ありませんでした。

 6月24日(日)

明け方、早々の起きたIさんが、「富士山がキレイ〜」とカメラをもって外に出だのを一番に、それぞれが起き出した。昨晩のスープの残りにおにぎり4個を入れて、I・Mママがリゾットを作り、オレとOちゃんはほおばるように食べた。美味しかったあ〜!腹が満腹だ。

第2ラウンドのゴングが鳴って、各自がハーネスをつけ、ガチヤ物をつけいざ出陣。2日目のきょうは、いちばん易しいルートでマルチビッチの練習と懸垂下降の練習。そして、中央カンテヘのマルチで出陣だー。女性陣がトイレに行っている合間に四季楽園に泊った団体が先に出て行った。ゲレンデに出ると案の定、先の団体さまが良い場所を全部占領している。チクショー!でも仕方がない。一番手前のやさしい所でマルチ、懸垂の練習をはじめた。

練習の合間にオレがひとりで混み具合を偵察にしに行くと一般ルートの一ケ所が空いていた。最速でオレとIさんでルートを設定し場所を確保する。

三ツ峠のルート(日本100岩場(2)伊豆・甲信)
三ツ峠のルート(日本100岩場(2)伊豆・甲信)

その後、O、Mも着いて、一般ルート⇒中央カンテとリードを延ばし終了点に着いた頃、小雨がポツポツと降ってきた。昨日の浮遊物体が黒服のIさんを今日も攻めているが、そのIさんも終了点に辿り着きホッとして下を見ながら冗談を言い笑い合う。そのうちに雨も段々と激しくなったが、4人全員が終了点に達しので一気に懸垂で下まで降り、テントを撤収して一路駐車場へ。

毎朝のジョギングが崇ったのかオレは右足の痛みで下りが最近はめっきり遅くなった。下りに時間がかかり皆ゴメン!

駐車場に着きトランクにザックを詰め込み、地元のMさんオススメ天然温泉掛け流しの湯へと車を走らせる。たっぷり温泉に浴し、体の奥の奥までさっぱり洗い流した。

男性軍はちょいと待たされましたが、女性陣は温泉の効果か?10才位は若返って眩しい姿でオレとOちゃんの前に現れました。しかしIさんの右まぶたはオレの左耳と同じように活火山が今にも噴火しそうなほど腫れあがってます。

あやしい浮遊物体とは、四季楽園のママが言っていた「ヤブブョ」でした。まさしく黒い体に白い線が入ったブョです!

原爆やクラスター爆弾と同じくらい誰からも嫌われる「ヤブブョ!」「ヤブブョ!」「ヤブブョ!」です。皆さんも山に入ったら全体に黒い服装はやめましょう。明るい色の服装をお勧めします。

最後に・・・「こんな憎たらしいブョより2日間岩に登りテントで過ごした一夜のほうがどんなにか思い出に残るかしれない」と帰りの車中でIさんが言った言葉にオレは助手席で涙を隠し、手の甲で拭いていた。

北岳バットレス目指して4人の『絆』は、ますます深まってゆくだろう。

 W.M

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