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山行記録

~公開山行や個人山行の記録~

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松戸山の会

山行記録

 北海道・斜里岳〜滝や瀬などが連続する旧道コースから展望の山頂へ〜 


 山名
斜里岳 1,544.8m
 山行日
2007年8月1日(水)
 人数
2人
 コース
登山口6:45−945m地点8:30/8:40−1,020m地点9:15/9:25−1,300m地点10:35/10:45−馬ノ背11:20/11:30−斜里岳12:00/12:40−熊見峠14:20/14:25−下二段15:10/15:15−登山口16:00
 費用
-
 
TAG:北海道,ハイキング
 
コースmap
斜里岳 登山コース

 

斜里岳は深田久弥氏の日本百名山にも選ばれた道東の独立峰です。一般の登山道にもかかわらず、滝や瀬などの連続する沢を登って行くコースのため、変化に富んだ山登りが期待できる山です。

登山口は清里の町から林道をしばらく登った清岳荘の脇にあります。さすが人気の山だけあって札幌など地元ナンバーの車のほか奈良や湘南ナンバーの車も目立つようです。

 登山口〜下二段〜上二段〜馬ノ背〜斜里岳山頂

登山道は数年前の火災で焼失した旧清岳荘跡まで緩やかに林道をたどって行きます。熊注意の看板が立つ旧清岳荘跡からは雑木林の中を登る登山道が始まります。やがて登山道は小さな滝や瀬などが続く沢を赤いペンキを頼りに徒渉を繰り返して行きます。たどり着いたところは下二段。右手には熊見峠へと登って行く新道コースが分かれていました。

ここから上二段までがこのコースの核心部分。幾つもの滝や瀬を超える沢登りの道が続いています。最初に現れたのは三重の滝。白い水しぶきを上げる滝は真夏の暑さを忘れさせてくれそうです。更にしばらく登ると羽衣の滝、万丈の滝などと名付けられた滝が現れます。滝に沿って岩場を登って行く所もありますが、岩は思いのほか滑りにくくまた固定ロープなども張られていました。やがてたどり着いたところが見晴らしの滝。振り返ると斜里の町並みの先にオホーツクの海が広がっていました。

登山口は清岳荘の脇から始まります
水量の多い羽衣ノ滝
水量の多い羽衣ノ滝
右手にの水際に固定ロープがあります
白いしぶきを上げる七重ノ滝
白いしぶきを上げる七重ノ滝
霊華ノ滝の水際を登っていきます
馬ノ背から見上げる山頂
馬ノ背から見上げる山頂

ますます急になる沢には七重の滝、竜神の滝などの滝がかかり、滝の渕を登るところもあります。やがて沢が明るくなると水音も小さくなり、上二段の分岐点にたどり着きました。さらに明るくなった登山道を登って行くと胸突き八丁。付近一帯は短い北国の夏を彩る花が咲き乱れるお花畑です。

登りつめた尾根が馬ノ背。振り返ると広く開けた視界の先には青く霞む摩周湖や屈斜路湖。残念ながら知床の山々は低い雲に覆われていました。

馬ノ背で一休みした後、急な尾根道を山頂へと登って行きます。お花畑の中に続く岩屑の登りに汗を流すと小さな祠が祭られた広場、さらにひと登りすると小さなケルンが建つ斜里岳の山頂です。

山頂は独立峰だけあって360度の広い展望が目を楽しませてくれます。左手にはカムイヌプリの急峻な火口壁をめぐらせた摩周湖。その右手には屈斜路湖とその上にそびえる雄阿寒岳、雌阿寒岳。さらに目を右に移すとパッチワークのように畑が続く清里の町並み。その奥にはオホーツクの海岸線とサロマ湖を見渡すことが出来ます。振り返る知床方面は低い雲に覆われ、羅臼岳はもとより目の前の海別岳さえもその姿を見せてくれませんでした。

斜里岳の山頂、稜線の先は南斜里岳
熊見峠から振り返る斜里岳
熊見峠から振り返る斜里岳
斜里岳山頂から眺める摩周湖と屈斜路湖
斜里岳山頂から眺める摩周湖と屈斜路湖

 斜里岳〜上二段〜熊見峠〜下二段〜登山口

下山は新道コースを下ることにしました。上二段まで下りここから熊見峠へと登り返します。低いハイマツに覆われた尾根道は急な登り返しもなく心地よい尾根歩きの道です。熊見峠から下二段への下りは標高差400mほど。沢に向かって下る急な坂道は疲れた足にはなかなか辛いものがあります。ここからは今朝登り始めた沢沿いの道、幾つかの徒渉を繰り返すと登山口である清岳荘です。

下山後、清岳荘の管理人さんに聞いた話では、増水のためか水の流れも少し変わっているとか。最近も疲れなどで下山が夜になる人や沢で滑落して動けなくなった事故もあったと言います。また北海道の山ではよくあることでしょうがヒグマの目撃情報も報告されているようです。

 登山道に咲いていた花

斜里岳は花の多い山です。お花畑と言うような大きな群生はないものの、登山道の両脇には短い北国の夏を彩る花が目を楽しませてくれます。黄色い花はチシマノキンバイソウ。シナノキンバイとよく似ていますがおしべの付き方が違うとか。白いフウロウはトカチフウロウです。

エゾスカシユリ
エゾスカシユリ
クルマユリ
クルマユリ
チシマアザミ
チシマアザミ
ウツボグサ
ウツボグサ
ミソガワソウ
ミソガワソウ
水際に咲くフキユキノシタ
水際に咲くフキユキノシタ
オオレイジンソウ
オオレイジンソウ
トカチフウロ
トカチフウロ
タカネトウウチソウ
タカネトウウチソウ

関東周辺の山でもお馴染みのゴゼンタチバナやハクサンチドリ、ミヤマダイコンソウなどのほかにも、北海道の山でしか見られないエゾヒメクワガタやメアカンキンバイ、エゾツツジ、ナガバノキタアザミなどが咲いていました。

チシマノキンバイソウ
チシマノキンバイソウ
エゾヒメクワガタ
エゾヒメクワガタ
バイケイソウ
バイケイソウ
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
ハクサンチドリ
ハクサンチドリ
チシマヒョウタンボク
チシマヒョウタンボク
ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ
メアカンキンバイ
メアカンキンバイ
エゾツツジ
エゾツツジ
ナガボノシロワレモコウ
ナガボノシロワレモコウ
エゾゼンテイカ
エゾゼンテイカ
ナガバキタアザミ
ナガバキタアザミ

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 I.H 記

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