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山行記録

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松戸山の会

山行記録

 甲武信ヶ岳・金峰山〜シャクナゲを見に十文字小屋から甲武信ヶ岳へ〜 


 山名
甲武信ヶ岳 2,475m、金峰山 2,595m
 山行日
2008年6月7日(土)〜6月8日(日)
 人数
3人
 コース
6月7日(土) 甲武信ヶ岳モウキ平7:30−十文字小屋9:15/30−大山10:05−三宝山12:20−甲武信岳13:05/20−モウキ平16:556月8日(日) 金峰山廻り目平6:45−金峰小屋9:45−金峰山10:13/45−廻り目平13:40
 費用
車関係25,660円、食費1,990円,テン場代2,100円、通信費250円
合計30,000円、1人当たり10,000円
 
TAG:奥秩父,縦走(小屋)
 
コースmap
甲武信ヶ岳 登山コース

 はじめに

待っていてくれました山々。待っていてくれました山の仲間、同じ視線で笑い、ハラハラ、ドキドキするいい仲間たちの存在が山に登る楽しみを広げてくれる。再び山行は生活の一部となり、喜びを感じ、潤いがあり、生きている実感を持てる。

骨折で2度の手術とリハビリ、多難な道程でありましたが、松戸山の会皆さんのお蔭と再度、山に登りたい意欲で1年と9ヶ月振りに、この山行が、ようやく本格的な山を目指す第一歩になりました。言わば,本格的な山への再デビュー戦であります。

昨年の3月まで両足を地面につけて全然歩けなかった人間が、課題を設けて、自己流の日々のトレーニングをし(完全ではないですが)ここまで回復することが出来ました。皆様に感謝申し上げます。その山行のお相手は、リーダーでパワーのあるOさん、パワーのあるサブリーダーのWさん。ちょっと不安はありましたが、今の自分の力量を知る上と、今後の山行に大きな影響を与えるであろうと思います。

 6月7日(土) 曇り

天気予報では本日は曇り、明日は午後崩れる予報でしたので、Oリーダーの冷静な判断で登る山の順番を変更し、歩程の長い甲武信岳を7日に決定する。

随分多くの車がモウキ平駐車場に止まっており、多くの車が駐車場をはみ出して止まっている。この時期の皆さんのお目当ては(石楠花)だ。

大山の山頂
大山から眺める三宝山への稜線
大山から眺める三宝山への稜線
甲武信ヶ岳へは残雪の道
甲武信ヶ岳の山頂
甲武信ヶ岳の山頂
木立の中の千曲川源流水源地
雪解け水を集める滑滝
雪解け水を集める滑滝

新緑の中で大きく深呼吸すると、山の空気は『うまい』、山に来た素晴らしさを体いっぱい感じながら進む。やがて十分字小屋に着く。赤、ピンクの石楠花が我々を迎えてくれる。

さらに前進していくと岩場になり最後のクサリ場を登ると視界がパッと開ける。大山である。日当たりの良い所では(石楠花)が再び迎えてくれる。

さらに進むと武信白岩から三宝山にかけては木の根がむき出し、いやらしい登山道が続く。やがて予期してなかった雪道になる。甲武信岳頂上近くまで続く。多いところでは50センチは積もっている。

最後の急坂を登ると甲武信岳に着く。頂上は曇っている中で時々、ガスの合間から秩父の山々が顔を出す。その瞬間は山の上の景色が今まで見ていたのと違うように感じる程、素晴らしい。

下りは日本一長い信濃川源流を下るコースである。ガラ場を下って行くと、すぐに千曲川水源分岐に出る。沢に架かる橋を何回も渡りながら下って行く。野鳥や清流の音を長く聞き、新緑のシャワーを浴び続けると、身も心も明るくなる。整備された遊歩道を下って行くと林道に出る。距離的に余り長くはないが久しぶりに長時間歩いたので、そこからが非常に長く感じられる。気持を切り替え、テントでの食事と、談笑と憩いが待っていると、思うと力が湧いてくる。

モウ木平のキャンプ場
夕食の準備を終えたWさん
夕食の準備を終えたWさん
Wさん手作りの夕食
夕食のあとはビールにワイン
夕食のあとはビールにワイン

やがて出発点のモウキ平に着く。歩程:9時間25分(休憩含む)シャカリキに歩き、スピードも変化に対応出来、歩き通せた事により達成感が湧き、満足のいく山行でした。

廻り目平に着きOさんと私がゴア素材を使用している新らしいテントを組み立て終えると、夕食4品が出来上がっていました。Wさんの手品に掛けられたような見事な手捌きで、美味しい夕食が出来上がる。冷やしておいたビールで乾杯。Oさん差し入れのワインを飲んでワイワイ、ガヤガヤが始まる。私の怪我の回復祝もゼリーでして頂き、感謝、感激でした。今日は疲れもあり早めの店じまいをしてシュラフに入る。

 6月8日(日) 曇り

私は眠っていて気が付かなかったが夜中に雨が降ったらしい。早朝は今にも雨が降りそうな、どんよりとした曇り空。Oリーダーの判断で決行する。

金峰山 登山コース
金峰山 登山コース

朝食を取り、ゆったりとして寝心地のいいテントを撤収して、廻り目平を出発する。西股沢を左手に見ながら、金峰山に向かう。途中の道端のマイズルソウや黄色いスミレに始まり昨日も、今日もいろんな花を見つけると、Wさんの声が響く。

少し歩いた所で、ほんの少し雨粒が落ちてくる。雨が降らないように願いながら前進、西股沢の沢沿いで休憩し金峰山の天然水を飲む。『嗚呼、うまい、ほんとうに、うまい』自然の恵みを得て生きている実感が湧く。

尾根コースに入り石楠花の木が登山道の左右にぎっしりと並んでいる。残念ながら蕾は付いていましたが、花は見ることが出来ませんでした。

やがて金峰山小屋に着くと視界が開けスタート時点の天候と違い、遠くの山々が見渡せる空になっていました。そこから頂上までは、大きなゴロ石の道の感触をしばらくぶりに、十分感じながら手と足とストックを使って登っていく。

頂上での展望は素晴らしく、3年前に登った岩塔の瑞牆山、同じく残雪の残る八ヶ岳の山々、奥秩父の山々がはっきりと見える。初めての金峰山、登って見て良かった。それから金峰山のシンボルである五丈石でのお遊びが始まる。Oさんと私とで無理をしない程度で登れるところまで登り(中腹で)、Wさんに向かってハイ、ポーズ、久しぶりに岩登りの感覚を思い出す。

視界が開ける金峰山の山頂
山頂には五畳岩がそびえています
山頂には五畳岩がそびえています

金峰山頂上から下る道に珍しい白い石楠花が2輪、瑞牆山の方を向いてひっそりと健気に咲いていました。下りはゆっくり山行に切り替わり、花や木々を見つけると立ち止まり、彼方此方で道草を食う。リンドウ、リンドウ、リンドウー『これはいいわ、こんなに咲いていて』、Oさん『こんなカラマツの芽吹き見たことない』あかちゃんの手のひらの如く、可愛くて綺麗なカラマツが、彼方此方で育っている。西股沢の右手に石楠花が固まりで咲いているがこの林道から沢があるので渡れない。残念。このようにして色々な花を見ながらのんびりと下り廻り目平のキャンプ場に着く。

岩に覆われた金峰山の山頂
金峰山から見下ろす瑞牆山
金峰山から見下ろす瑞牆山

この山行を通して、新しい夢に向かって、今後も慎重かつ積極的に山に行く下地が出来たような気がします。又テント山行の良さ(テント生活で同じ釜の飯を食べ、寝起きも共にすることにより、家族とは違ったメンバー同士の心のふれ合いが得られ)非常に有意義な山行でありました。テント山行が厳しいといわれるのは、数日間の縦走でのテント山行は体力、気力、知識、技術は要求されますが、このようなベースキャンプ地にテントを張って、そこに荷物を置き、そこを拠点として何人かで自分の力にあった山行すれば普通の山に行ける人なら、楽しいテント山行に参加できると思います。そして山での経験の幅が広がり、仲間同士のコミュ二ケーションも出来、色々と得るものがあると思います。

テント山行は私なら無理と思っておられる方、是非一度テント山行に参加してみてはどうですか。良い経験になると思いますよ。一緒に行きましょう。

 甲武信ヶ岳・金峰山に咲く花

十文字小屋一帯は(石楠花)の宝庫である。赤、ピンクと部分的に綺麗に咲いた石楠花が我々を迎えてくれる。盛りは1〜2週間後が見頃のようだ。甲武信ヶ岳か下ってきた西沢からモウキ平への道にも、コミヤマカタバミやスミレなど春の花が咲いていた。

シャクナゲ
シャクナゲ
シャクナゲ
シャクナゲ
シャクナゲ
シャクナゲ
コスミレ
コスミレ
ミヤマスミレ?
ミヤマスミレ?
コミヤマカタバミ
コミヤマカタバミ
シロバナノヘビイチゴ
シロバナノヘビイチゴ
ハシリドコロ
ハシリドコロ
 

廻り目平周辺も春の花が咲いている。アカバナイチヤクソウはまだ蕾であったが草の陰からはキバナノコマノツメも顔を出していた。

金峰山の山頂も多くの花が咲いているところである。ミネズオウやコメバツガザクラにまじり淡いクリーム色の花を付けるのはウラシマツツジか。秋には真っ赤に紅葉するこのツツジも、雪解け直後に咲く花を見つける機会はあまり多くないようである。

マイズルソウ
マイズルソウ
キバナノコマノツメ
キバナノコマノツメ
ベニバナイチヤクソウ
ベニバナイチヤクソウ
ミネズオウ
ミネズオウ
ミネズオウ
ミネズオウ
コメバツガザクラ
コメバツガザクラ
ウラシマツツジ
ウラシマツツジ
キバナシャクナゲ
キバナシャクナゲ
コヨウラクツツジ
コヨウラクツツジ

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 H 記

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