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山行記録

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松戸山の会

山行記録

 那須:流石山〜会津中街道の峠道からニッコウキスゲの咲く稜線へ 


 山名
流石山 1,812.5m(途中下山)
 山行日
2008年7月6日(日)
 人数
5名
 コース
日暮滝駐車スペース8:50−駐車場9:45/9:50−大峠10:45/11:00−山頂直下1,790m11:40/11:50−大峠上の道端12:00/12:50−林道(雨宿り)13:35/14:00−日暮滝駐車スペース14:55登り2:30、下り 1:50、合計4:2010月17日(金)
 費用
 
TAG:那須,ハイキング
 
コースmap
流石山 登山コース

 

 大峠から流石山

東北自動車道の西那須野塩原インターから塩原温泉の旅館街を通り抜け会津西街道を北へ。たどり着いた南会津町の養鱒公園駅からは大峠林道を緩やかに登って行きます。土砂崩れの復旧工事が行われているようで、たどり着いた日暮滝入口で林道は通行止めになっていました。

日暮滝の入り口にはすでに数台の車が停まっています。ここからはアスファルトの林道をジグザグに登って行くことになります。先ほどまで曇っていた空からは青空も覗き始め、大峠の鞍部とそれから続く流石山の稜線がそびえていました。

木立の中の日暮滝
アスファルトの道を登っていきます
アスファルトの道を登っていきます
大峠と流石山
林道の終点には松川街道の石柱
林道の終点には松川街道の石柱

雨量観測所を超え、砂利道となった林道をしばらく登って行くとガイドブックにも紹介されていた駐車場です。ここから更に砂利道を進と林道の終点になります。丸太のベンチの傍らに松川街道と記された真新しい石柱が建っていました。

ここからは山道らしくなってきます。雑木林の中を緩やかに登って行く道は会津中街道として三斗小屋温泉への湯治客や会津藩の参勤交代にも使われた街道で、付近の石畳は当時のものと案内板に書かれていました。やがて視界が開けると大峠です。目の前には白く霞んだ空の下に噴煙を上げる茶臼岳。日ノ出平から続く稜線の先には市民ハイキングの登山口となった沼原の調整池が霞んでいました。

鏡ヶ池への分岐点
雑木林の登山道を登っていきます
雑木林の登山道を登っていきます
視界が開ける大峠
雲の下に茶臼岳の山頂
雲の下に茶臼岳の山頂

大峠で一休みしたのち、明るく開けた稜線を流石山へと登っていきます。この稜線はニッコウキスゲの咲く稜線で、まだ3分咲きですが黄色い花は夏の訪れを教えてくれています。目の前にそびえる茶臼岳の山頂は巻き上がる雲に覆われ、山頂からの展望も期待できそうにありません。また午後になると雷雲が通過するとという天気予報も気になるところです。今日は登頂をあきらめ、大人しく下山することにしました。

大峠上の道端に腰を下ろし昼食をしたのち、車を停めた日暮滝へと下っていきます。林道終点から少し下ったところでポツポツと降り出した雨は、見る間にどしゃ降りになってきました。山頂方向からは盛んに落雷も聞こえてきます。あわてて雨具を取り出し、道端で雨宿りしました。

大峠の古い石仏
視界が開ける大峠
視界が開ける大峠

雷雲が通り過ぎたのか、しばらくすると青空も広がってきました。しかし林道には所々に流れ出した土砂の跡が残っています。かなり激しい雨が降ったことを物語っていました。

 落合のお蕎麦屋さん

近くにリーダーのYさんお気に入りの蕎麦がきの店があるということで、落合の集落の中の猿楽という蕎麦屋さんに立ち寄りました。すでに営業時間は終わっているということでしたが店を開けてくれるということです。お勧めは蕎麦がき、お婆さん手作りという胡麻味噌たれの蕎麦がきはなかなかの美味。近くに来るたびにこれを食べるというのも肯けそうでした。

落合の蕎麦屋さん
落合の蕎麦屋さん

 会津中街道と大峠

天和2年(1682年)に発生した日光大地震と、貞亨元年(1684年)の暴風雨などにより会津西街道(現在の国道121号線)は通行不能になったと言います。このため会津藩は元禄8年(1695年)、会津から松川を通り氏家に至る会津中街道の道普請を行いました。

その最大の難所は大峠を中心に松川から板室までの間で、険阻な峠道は往時も旅人も苦労して越えたと伝えられています。会津中街道の開通の翌年、京都守護として幕末の歴史に名前をとどめる松平容保が、参勤交代にこの峠道を利用したという記録も残っています。

またこの街道は白湯山信仰の道としても知られています。白湯山信仰は出羽三山信仰に由来するもので、那須岳山腹から湧出する白濁した温泉を白湯山、茶臼岳を月山、朝日岳を毘沙門岳とした三山信仰で、最盛期の江戸時代末期には白い行衣をまとった参詣の人で拠点となる三斗小屋宿は大いに賑わったと言います。

大峠には戊辰戦争時の塹壕の跡も残っています。会津に迫る官軍に対して会津藩では各所に防御陣地を構築したと言います。尾瀬の大江湿原にも往時の防塁の跡が残っていますがこの峠にも同じように防塁が築かれていたようです。実際の激戦は三斗小屋宿周辺で行われたようで、この戦乱で三斗小屋宿は灰燼に帰したと伝えられています。現在三斗小屋温泉には大黒屋と煙草屋という2軒の旅館が、電気もない秘湯の宿として営業していると言います。

 流石山に咲く花

古びた石仏が残る大峠は花の多い明るい稜線で、ベニバナノツクバネウツギやウラジロヨウラク、白い花をつけたカラマツソウ、オニアザミなどが風に揺れていました。

流石山はニッコウキスゲの咲く稜線で、まだ3分咲きですが黄色い花が夏の訪れを教えています。ウサギギクやウスユキソウも咲いています。登山道で目にとまった白い花はツバメオモト、北国の山では彼方此方で目にする花ですが少し花柄が短めの気がしました。

ヤマオダマキ
ヤマオダマキ
オニアザミ
オニアザミ
ウラジロヨウラク
ウラジロヨウラク
ベニバナノツクバネウツギ
ベニバナノツクバネウツギ
カラマツソウ
カラマツソウ
ウスユキソウ
ウスユキソウ
ツバメオモト
ツバメオモト
ウサギギク
ウサギギク
ニッコウキスゲ
ニッコウキスゲ

写真をクリックすると大きな写真を表示します。

 I.H. 記

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