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山行記録

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松戸山の会

山行記録

 越後、浅草岳〜ヒメサユリの季節を過ぎると静かな山旅が〜 


 山名
浅草岳 1,585.5m
 山行日
2008年8月1日(金)
 人数
2名
 コース
浅草岳駐車場07:55−1,130m付近08:55/09:05−桜ソネ分岐10:20/10:25−浅草岳山頂10:40/11:20−カヘヨボッチ11:55/12:00−桜ソネ駐車場13:10−浅草岳駐車場13:55
登り2:30、下り 2:30、合計5:00
 費用
 
TAG:越後,ハイキング
 
コースmap
浅草岳 登山コース

 

 はじめに

福島と新潟の県境にあって、夏でも雪が残る山。鬼ヶ面山の豪快な岩場、浅草岳の名前の由来ともなった山頂周辺の草原と高山植物の群落など、中級山岳として浅草岳は変化に富んだ山です。なによりも浅草岳を有名にしたのはヒメサユリ。福島と新潟の県境の山にのみ自生するピンクの百合は、それを見るために訪れるハイカーも多いと言います。

登山口は田子倉の奥只見沢から登るものや、入広瀬のネズモチ平から登るものなど幾つかのコースが開かれています。今回はネズモチ平から山頂を目指すことにしました。

 浅草岳駐車場〜ネズモチ平〜桜ソネ分岐〜浅草岳

平日のためか花の時期はすでに過ぎてしまったためか、最盛期には100台の車で埋まるという広い駐車場も我々の車を含めわずか3台だけです。

アスファルトの道をしばらく登ると小さな標柱が建つネズモチ平の登山口です。ここからは石がゴロゴロと転がる山道が始まります。雑木林の中を登る道は太陽の光をさえぎってくれるものの、汗まみれの登りを余儀なくされる道です。ますます急になる登山道は前岳の頂を巻くようにして高度を上げていきます。途中には小さな岩場なども現れる急な登りです。

駐車場からアスファルトの林道を
ネズモチ平の登山口
ネズモチ平の登山口
キンコウカの咲く前岳の分岐点
雪渓の残る登山道
雪渓の残る登山道

傾斜が幾分緩やかになってくると、灌木の中を登って行くようになりますがなかなか前岳の分岐にはたどり着きません。振りかえると雲に頭を隠した守門岳が山肌に刻まれた岩場だけを見せていました。

たどり着いた前岳の分岐点はキンコウカの咲く草原です。左へ折れる道は山頂へと向かう道、右の道は帰路に下って行く桜ソネへの道です。分岐で一息を入れたのち、広く開けた稜線を山頂へと向かいます。目の前にはまだ溶け残った大きな雪渓が残っていました。付近はヒメサユリやトキソウの咲くところですが、花の時期が過ぎてしまったのか何も見つけることはできませんでした。木道を小さく下った後、浅草岳の山頂に向かい明るい稜線を登り返します。やがて小さな石祠が現れると浅草岳の山頂です。

木道を登ると浅草岳の山頂
石祠が祭られた浅草岳の山頂
石祠が祭られた浅草岳の山頂
山頂から見下ろす田子倉湖
キンコウカの稜線の先にカヘイヨボッチ
キンコウカの稜線の先にカヘイヨボッチ

小さな石祠には蛇が3匹、石の中に巣でもあるのか日向ぼっこの最中です。近づくとあわてて石の中に入って行きましたがこのような山の上で蛇に出会うのは嫌なものです。曇り空の下では山頂からの展望は期待できません。晴れていればなだらかな稜線が続く新潟側と、鬼ヶ面山の垂直に切れ落ちた福島側の絶壁が一望できると言いますが、わずがにガスの中から田子倉湖が顔を出しているだけでした。

 浅草岳〜桜ソネ分岐〜カヘイヨボッチ〜桜ソネ〜浅草岳駐車場

山頂で昼食ののち、桜ソネへと下って行くことにします。前岳の分岐まで戻り明るい稜線を下って行きます。キンコウカの咲く稜線をしばらく下り小さく登り返した頂がカヘヨボッチ(嘉平与ボッチ)、諏訪湖の高ボッチ高原などとおなじダイタラボッチの伝説にまつわる山名かもしれませんが、詳しいことはネットにも見つけることができませんでした。

桜ソネ登山口の浅草の鐘
桜ソネの登山口
桜ソネの登山口

小さな頂で一休みしたのち、明るい稜線を下って行きます。それほど急な下りではありませんが、どこまでもダラダラと続く坂道です。緩やかに下って行く坂道にあき始めるころ、浅草の鐘が置かれた小尾根にたどり着きました。桜ソネの駐車場は鐘のすぐ下にありました。

ここからは林道を緩やかに下って行きます。しばらく下って行くと白崩沢です。傍にはこの沢で発生した遭難救助の時、雪崩で殉職した警察官や消防隊員を悼む石碑が建っていました。この山は遅くまで雪が残っていると同時に、雪崩などの危険も併せ持っている山のようです。

 浅草岳に咲く花

浅草岳を有名にしたのはヒメサユリ、すでに花の時期を過ぎたようでピンクの花を見つけることはできませんでした。このほか目立つ花はノギラン。花が過ぎると単なる枯れ草と思っていましたが白い花はなかなか綺麗なものです。

前岳へと向かう急な坂道には白い小さな花が咲いていました。2枚の葉の先に2つの白い花が並んで咲く花はツルアリドウシとか。あまり見かけたことのない花ですがこの山域にはごくふつうに咲いている花のようです。

浅草岳の駐車場に戻る林道にはシモツケが真っ赤な花を付けていました。クガイソウやタマガワホトトギスなども咲いています。山頂に比べこの林道は花に恵まれた道のようです。

ツルアリドウシ
ツルアリドウシ
キンコウカ
キンコウカ
オニアザミ
オニアザミ
ノギラン
ノギラン
ノリウツギ
ノリウツギ
ハナニガナ
ハナニガナ
コメツツジ
コメツツジ
ママコナ
ママコナ
クガイソウ
クガイソウ
シモツケソウ
シモツケソウ
タマガワホトトギス
タマガワホトトギス
オカトラノオ
オカトラノオ

写真をクリックすると大きな写真を表示します。

 I.H 記

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