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山行記録

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松戸山の会

山行記録

 八ヶ岳・赤岳 


 山名
赤岳 2,899.2m
 山行日
2009年02月14日(土)-15日(日)
 人数
3名
 コース
2月14日(土)美濃戸口−美濃戸−赤岳鉱泉2月15日(日)赤岳鉱泉−中山乗越−行者小屋−中岳・阿弥陀岳分岐−赤岳−行者小屋−美濃戸−美濃戸口
 費用
食費ガス2,848円、テント場代3,000円、駐車場代1,000円
車代35円x460km=16,100円 高速代8,840円
合計31,788円、10,600円 一人当たり
 
TAG:八ヶ岳,雪山・スキー
 
コースmap
赤岳 登山コース

 

 コースタイム詳細

2月14日(土)

美濃戸口11:50〜美濃戸12:50/13:20〜堰堤広場14:30/14:45〜赤岳鉱泉15:50


2月15日(日)

赤岳鉱泉6:30〜中山乗越7:05〜行者小屋7:15/7:40〜分岐(中岳・阿弥陀岳)7:50〜稜線分岐9:00〜赤岳9:35/10:00〜行者小屋11:00/11:50〜美濃戸〜美濃戸口

 

 2月14日(土)

出発前夜(13日)から未明にかけて前線が通過した。前線に伴って八ヶ岳では、雨か雪が予想されたので出発時間を2時間遅らせた。

 山名表示をチェックするとパノラマ写真に山名を表示します。


山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
赤岳から眺める雪に包まれた八ヶ岳

大雪の可能性を予想して急遽ワカンを持参することにした。しかし、我々の予想に反し、美濃戸口に着いてみると、まるで春の様な柔らかい日差しがふりそそぎ、半袖で歩きたくなりそうだった。帰宅後に聞いた話では、この日春一番が吹きコートなしで過ごせると言った陽気だったそうだ。

気温の上昇で大雪になるはずが、大雨になったのである。このことが理由で硫黄岳〜横岳〜地蔵尾根コースを文三朗尾根から赤岳に登るルートに変更せざるを得なくなった次第であるが、この時には、ルートの変更を知る由もなかった。

赤岳山荘から眺める阿弥陀岳
赤岳鉱泉に向かう途中から眺める大同心
赤岳鉱泉に向かう途中から眺める大同心

美濃戸口から歩き始めて予定通り約一間で赤岳山荘(美濃戸)に着いた。昨年の同時期にこの道を歩いたが、昨年に比べ雪が少く温暖化の影響かも知れない。

赤岳山荘前からは、一片の雲もない抜けるような青空に、全ての葉を振い落とし、薄茶色をした白樺の枝の間から阿弥陀岳が浮かぶように見えた。阿弥陀岳頂は、灰色に切り立った岩が白い雪に斑に覆われていて、さんさんと降り注ぐ光に照らされていた。

赤岳鉱泉に向かう途中から眺める大同心
赤岳鉱泉の氷幕(?)
赤岳鉱泉の氷幕(?)

赤岳山荘から北沢を歩き約一時間で林道終点に着く。林道終点で暫し休憩後、赤岳鉱泉を目指す。赤岳鉱泉に着くまでに小さな橋を11ヶ所渡るそうだ。

緩い傾斜を登って行くと、突然横岳の稜線が姿を現した。正面が大同心、その右が小同心だ。大同心、小同心もほとんど雪をつけていなかった。稜線上は、雪が少なそうで岩と氷のミックかも知れない。明日、あの横岳を歩くのかな〜と思うとワクワクするような期待感と「ピ〜ン」とした緊張感が走った。

赤岳鉱泉のテン場に着き、テント設営する早々、小屋番からは、「ゾー」とするような話を聞くことになった。それは「あちこちの沢で雪崩がおこって居る。」「それも、従来雪崩が起こったことのないところでも起こっているらしい。」「プロのガイドは、地蔵尾根を利用するが常だが今日は、雪崩が予想されるので使わないそうだ。」等等。

文三郎尾根から眺める赤岳主稜
文三郎尾根から眺める阿弥陀岳
文三郎尾根から眺める阿弥陀岳

昨夜の前線通過で八ヶ岳では、春一番の南風の影響で気温が上昇し、大雪ではなく大雨になったそうだ。それが雪崩の原因だとか。雪山では、状況が日々刻々と変化し、過去のケースがそうであったからと言って今回も同じだと限らない。

事前の調査と準備が必要なことは、言うまでもないが、山行する現地での状況判断と臨機応変に行動することが重要だと思った。そんな訳で当初予定していた硫黄岳〜横岳〜地蔵尾根のルートを中止し、行者小屋〜文三朗尾根〜赤岳(往路を戻る)に変更した次第である。こうした明日の作戦会議を済ませた後、テント内では、いつものように当面の山行計画(乗鞍岳、仙丈ヶ岳、鹿島槍ヶ岳等々)とか宮沢りえの妊娠報道などの四方山話で盛り上がったのは、言うまでもない。

 2月15日(日)

4時起床。夜明け前の真っ暗な空には満天の星が輝いていて、少し背伸びすれば手が届きそうだ。今日も天気が良い。気温マイナス10度、実際の気温よりも何故か暖かく感じる。

テント撤収。日の出まで少し時間があり、ヘッデンをつけて赤岳鉱泉を後にした。一歩一歩足を踏み出す毎に、アイゼンの爪が氷結した雪を「ザック〜、ザック〜」と規則的な音を立てて気持ち良い。

文三郎尾根から眺める権現岳
権現岳の後方には北岳、甲斐駒、仙丈岳
権現岳の後方には北岳、甲斐駒、仙丈岳

急な斜面を暫く登ると中山乗越だ。赤岳鉱泉と中山乗越の中間点では、以前雪崩で柏市に住む女性が雪崩で遭難事故があった所だ。無事通過。中山乗越から後ろを振り向くと、吸い込まれそうに澄み切った青空に、ラクダの背のような凸凹の稜線が横岳、その左には、牛の角のような大同心と小同心、その後ろにはお椀を伏せたようななだらかな硫黄岳が見えた。

行者小屋に荷物を残置し、ほぼ空身状態で文三朗尾根を登る。行者小屋から赤岳までの水平距離は、約1000m、実際距離1,138m、標高差545m、平均斜度28度36分と言ったかなりの急斜面を登るわけである。

赤岳山頂から浅間山(中央後方)
赤岳山頂から甲府方面
赤岳山頂から甲府方面
赤岳山頂から阿弥陀岳、後方は中央アルプス
赤岳山頂から横岳、硫黄岳
赤岳山頂から横岳、硫黄岳

樹林限界点を過ぎると斜度を増す。足元は、アイゼンの爪が良く効き安心だ。しかし、急斜面を直登するのでアキレス腱とふくろはぎが伸び切った状態が続き、徐々に足全体に疲労感が拡がり痛みが増す。乳酸菌が相当溜まっているのだろう。

阿弥陀岳の分岐に近づくにつれて阿弥陀岳と目線が合ってくる。分岐から少し上がると、ピッケルを左手で持ち山側に射しながらトラバースを通過する。右側は、阿弥陀南稜の方へ切れ落ちていて、そのトラバースでピッケルが抜けなくなり危うくバランスを崩しそうになった。一瞬ヒヤリとする。鼻がつきそうな雪面を登りきると赤岳の山頂に飛び出る。

権現岳の奥に北岳、鳳凰三山、甲斐駒、仙丈岳
赤岳山頂から横岳、硫黄岳、蓼科山
赤岳山頂から横岳、硫黄岳、蓼科山
権現岳の先に北岳、甲斐駒、仙丈岳
行者小屋から硫黄岳
行者小屋から硫黄岳

山頂では、手足の先が凍えそうなほど冷たく、小さなカメラが飛ばされそうな風が吹いていた。一方、もうすぐ春の足音を感じさせるような気配が漂っていた。

そんな山頂からは、甲斐駒、仙丈ヶ岳、北岳等の南アルプスの連山は言うに及ばず、中央アルプス、北アルプスの連峰が望め、東北には、タバコを吹かしているかのように浅間山から噴煙が上がっていた。

山頂からの眺望を満喫して、下山開始。行者小屋まで一回の休みも取らずに1時間で下りる。いつものことではあるが、仲間のお蔭で「山に登れているのだな〜」と感謝しながら

 O.N. 記

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