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山行記録

~公開山行や個人山行の記録~

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松戸山の会

山行記録

 北アルプス・鹿島槍ヶ岳〜登山学校雪山教室〜 


 山名
鹿島槍ヶ岳 2,889.7m、爺ヶ岳 2669.8m、布引山 2,683m
 山行日
2009年04月11日(土)-13日(月)
 人数
7名
 コース
4月11日(土)扇沢駐車場〜ジャンクションピーク(テン場)4月12日(日)テン場〜爺ヶ岳〜布引山〜鹿島槍ヶ岳〜布引山〜爺ヶ岳〜テン場4月13日(月)テン場〜扇沢登山口
 費用
ガソリン代6,800円=340kmx2x2台x35円/7名
高速代3,300円、食費・ガスボンベ1,800円、通信費50円、合計12,450円
 
TAG:北ア,雪山・スキー
 
コースmap
鹿島槍ヶ岳 登山コース

 

 コースタイム詳細

4月11日(土)

扇沢登山口7:30-8:00/8:10-R8:50/9:00-R9:45/10:00-R10:50/11:05-R12:15/12:30-ジャンクション・ピーク(テン場)13:30


4月12日(日)

テン場5:30-R6:00/6:05-爺ヶ岳(南峰)6:45/6:55-R7:55/8:05-冷池乗越8:20-冷池山荘8:35-R8:50/9:00-R9:55/10:05-布引山10:15-R10:55/11:10-鹿島槍ヶ岳(南峰)11:30/12:00-布引山12:35-爺ヶ岳(南峰)16:55-R17:30/17:40-ジャンクション・ピーク(テン場)18:00


4月13日(月)

テン場8:20-R9:55/10:05-R11:10/11:20-八ツ見ベンチ11:40-R12:00/12:10-扇沢登山口12:55

 

 鹿島槍ヶ岳の山行を終えて

昨年4月に爺ヶ岳に登った時、遥か先に見えた白銀の雪に輝く鹿島槍ヶ岳に行こうと思った。しかし、現実に鹿島槍を計画した後、今年の4月号「登山時報」のわたしの一名山の鹿島槍ヶ岳を見て、急峻な尾根をどうやって登るのだ、と一瞬腰が引けたのも事実だった。メンバーとか天候等の状況次第では、爺ヶ岳で撤退しょうと、密かに思案をまぐらませていた。

 山名表示をチェックするとパノラマ写真に山名を表示します。


山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
爺ヶ岳から眺める北アルプスの山々 (PanoramaMakerで合成)

山名表示
鹿島槍から振り返る爺ヶ岳と北アルプスの山々 (PanoramaMakerで合成)

当初の計画では、第二日目の12日にテントをジャンクション・ピークから冷池山荘まで担ぎ上げる予定だった。

一方、「テントをジャンクション・ピークに置いて、空身で鹿島槍ヶ岳を一日で往復する方が楽ではないか?」との提案があった。

この場合、歩程10時間10分で実働時間が12時間と予想された。メンバー全員で両者の長短を比較検討した結果、後者を選択することにした。この山行中の3ヶ間ともに天気に恵まれたこと、例年に比べ雪が少なく稜線上は、「夏道を歩く」といった状態で、当初に予想した程「厳しい状況にならなくて良かった。」と安堵しておる。

扇沢登山口
ジャンクション・ピークへの登り
ジャンクション・ピークへの登り
ジャンクション・ピークから爺ヶ岳
ジャンクション・ピーク(テン場)にて
ジャンクション・ピーク(テン場)にて

しかし、残雪期を3,000m級の山で実動12時間を越すのであるから体に負担が掛からないはずがない。急な雪の斜面で尻から滑り落ち、あわや大惨事になりかねないヒャリハット(ケース)が何回かあった。

その時には、幸運にも大事に至らなかったが、3ヶ日目の下山中、ジャンクョン・ピークから少し下った標高2,000m付近の樹林帯の中で、雪に左足を潜らせた際、前十字靭帯を損傷したメンバーが出た。

その原因は、前日に12時間歩いた疲労のためかも知れないし、避けられなかった事故かも知れない。テーピングを施した後、荷物を分担し無事下山出来たが、ハインリッヒの法則を忘れてはならない、と思う。

チャレンジと安全登山は、表裏一体の関係ではなかろうか。山行が厳しくなればなるほと安全に対するリスクが増すのだ。しかし、そのリスクに挑戦しないで自身の能力の向上もないし、限界も分らない。

ジャンクション・ピーク(テン場)にて
ジャンクション・ピーク(テン場)にて
ジャンクション・ピーク(テン場)にて
ジャンクション・ピーク(テン場)にて
ジャンクション・ピーク(テン場)にて
ジャンクション・ピーク(テン場)にて

今回のようにハードな行程に挑戦した結果が積雪期の鹿島槍ヶ岳の山頂に立てた達成感と、山頂からの絶景に満足感を味えた、と思うのは、私一人ではあるまい。

登山学校を開校するについて、講座等のマニュアルを準備した後に開校すべきだと考えた。しかし、マニュアルを用意するのに2〜3年を待たねばならず、それだけ開校が遅れる訳だ。2〜3年後に登山学校を開校するまで情熱を保てるか否か自信もなく、敢えて走りながら不備を補う事にした次第だ。

登山学校の運営については、現状、色々と不備、不都合があっても会員一人一人のものであり、大いに利用して頂きたい。叉、世話役を始め、各講師の方々、参加者の皆様等々、会員全体の協力がなければ成功しないことは、言うまでもない。

 O.N. 記

 充実の「北アルプス・鹿島槍ヶ岳」

昨年から参加させていただいている雪山教室での色々な体験から、少しずつではありますが自分が成長してきているのが実感できる、楽しい充実感を味わうことができました。

勿論、まだまだ発展途上で偉そうな事は言えないのは承知の上ですが、一年目とは違う感触があります。どう表現したら良いのか難しいのですが、なんとなく雪山登山がおぼろげに見えてきたと言った所です。

爺ヶ岳山頂から剣
爺ヶ岳山頂から鹿島槍ヶ岳への稜線
爺ヶ岳山頂から鹿島槍ヶ岳への稜線
爺ヶ岳山頂にて
爺ヶ岳(中峰)をトラバース中
爺ヶ岳(中峰)をトラバース中

昨年の感想文にも、雪山に何を持っていったら良いのか分からないと言う事を書きましたが、今年もまだ良く分かっていません。それは多分危機管理能力や危険回避能力が備わっていないからで、リーダーからそれこそがまさに雪山教室が実践で学ぶべき機会であることをお教えいただきました。

こうした教室を開催してゆくことは大変な労力がかかることが良く分かり、改めて松戸山の会に入会して良かったと思います。リーダー始め皆様方に感謝したします。

 S.M. 記

 落とし穴

雪が緩んでいて何回も踏み抜いた。必死にもがいても簡単には許してはくれない。登りだったらまだしも、下りなので潜った位置よりさらに谷側に爪先が滑っているのだ。引き抜こうにもしっかり捕らえられていて、極限状態で凍結。強引にもがくとプツッ、ボキッとなること間違いない。ヤバイ。早く助けてもらわないと 。

もう肉体の限界である。守孝さんに助けてもらった。救助隊にまず、ザックを外してもらう。検索犬に掘ってもらう。身体を2人掛かりで引き抜いてもらう。1人では脱出できなかった。

爺ヶ岳(中峰)をトラバース中、左奥が鹿島槍
左が爺ヶ岳、その右後ろが針の木岳の稜線
左が爺ヶ岳、その右後ろが針の木岳の稜線
鹿島槍の登り、剣岳
鹿島槍山頂に着きました。
鹿島槍山頂に着きました。

さらに半時後、目の前でバタバタバタと3人が同時に倒れた時は圧巻だった。しっかり見てしまった。

 N.T. 記

 冬山教室 鹿島槍ヶ岳

以前1,2度ご指導頂いたアルパインガイドの堀田弘司さんが、冬の鹿島槍ヶ岳で事故死されている。それ故危険な時期にこの山に行くことはないと思っていたが、登山学校で行くことになってしまった。

山行前から天気ばかり気になっていたが、好天に恵まれ最高の三日間になりました。 山頂は風もなく昼寝でもしたくなる位ポッカポカで穏やか、信じられない思いだった。大パノラマを心行くまで堪能して下山しました。

鹿島槍山頂に着きました。
鹿島槍山頂にて
鹿島槍山頂にて
鹿島槍山頂から爺ヶ岳の稜線を振り返る
鹿島槍山頂から五竜岳の稜線
鹿島槍山頂から五竜岳の稜線

行程時間が長く疲労困憊の中、テン場に着と直ぐ夕食の支度をしましたが、一番美味しかったのは白湯でした。

山行は好天に助けられたが、テント山行が苦手な私にはテントで連泊は試練でした。

 S.E. 記

 冬山教室 鹿島槍ヶ岳

前日、リーダーより本日の計画を検討すると、歩行時間、荷物の重さと、積雪状態を考慮し、テントを残置することによって爺ヶ岳〜冷池山荘往復の荷揚げと、テントの設営、撤収の時間が短縮でき、サブザックで歩行できる利点があるが、歩行時間が伸びる欠点があるとの結論になった。

自分として限界かなと一瞬感じたが、メンバーの気力に圧倒され実行した。 結果として天候にも恵まれ、12時間超の山行となりテントに戻ったが、疲労困憊でアルコールの乾杯もそこそこに就寝。

リーダー、メンバーの方々の気力を戴き、想像だにしなかった雪山の鹿島槍ヶ岳の頂上を踏ませて戴けたことを感謝しています。 

 N.T. 記

 鹿島槍ヶ岳山頂に立つ

同じ週末、友人が吉野の桜を見に行き写真を見せてくれた。桜は桜で美しいが、鹿島槍ヶ岳山頂での360度の風景を思い出し、心ひそかにあの時の景色が何倍も何倍も素敵だと思った。

11日(土) ジャンクションピークのテント場まで登りの約6時間

12日(日) テント場より山頂までアップダウンの約6時間

布引山付近の雪屁
布引山からの下山中、雪に足を潜らせるKさん
布引山からの下山中、雪に足を潜らせるKさん
ジャンクションピークでテント撤収中
ジャンクションピークでテン場から爺ヶ岳を振り返る
ジャンクションピークでテン場から爺ヶ岳を振り返る

自分の足で2日間かけて得た風景である。神様、仏様は最高のステージを与えて下さった。風も無く日溜りの至福の時は過ぎ、はるか遠くに見える爺ヶ岳まで帰らねばならない。心引締めての帰路だ。

以前より左膝がわるいため、自然とカバーして体重が右足にかかるのか、腐ってる雪に右足が入り、抜けなくなること5、6回。体力消耗でペースダウン。先頭の映子さんに着いていけない。ここで足を滑らせたら遥か遠くへ滑落だ。自分に「あせるな!ゆっくり!」と「イチニ、イチニ」と声かけて下る。どうにか暗くなる前にテント場に戻ることができ安堵する。

13日(月)テント場からの下りも、腐ってる雪と木の根にアイゼンを引っ掛けないように神経を使い、夏道の下りとは違いなかなか大変でした。

下山後、露天風呂より見えた鹿島槍ヶ岳 あの天辺に昨日この私が立てたのだ。夢のようです。同行の皆さんありがとう。お天道様ありがとう。

 K.F. 記

 冬山教室 鹿島槍ヶ岳

雪山の鹿島槍は今回が初めてでした。

「本当にいけるなんだ」とワクワクする思いでした。

ジャンクションピークから下山中
ジャンクションピークから下山中
ジャンクションピークから下山中

三日間共に天気にも恵まれてとても充実したすばらしい山行でした。

残念なことに私の不注意で下山途中に怪我をしてしまいました。

リーダーはじめ、皆さんの協力の下、無事に下山できたことを嬉しく思います。本当にありがとうございました。

 W.H. 記

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